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zoom RSS オープンシステムってどうなの?その9「図解・監理と管理の違い」

<<   作成日時 : 2009/09/12 22:45   >>

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建築物の品質に関わる
「監理」と「管理」の違いについて、
図解し、まとめました。

「工事かんり」は2通りあり、意味が異なります。

■工事監理
 (監の字→「さらかん」と呼ばれる)

建築士法により定められています。
建築士が、品質を確保するために
工事が設計図書の通り
実施されているかを確認し報告すること。

■工事管理(現場管理)
 (管の字→「くだかん」or「たけかん」と呼ばれる)

建設会社が、現場監督を置いて
品質の管理のために
契約どおり施工していることを確認すること。
一般的に「現場監督」といえば、施工業者の社員を指します。

まず、メジャーな「一括発注方式」で、
それぞれの立場から「かんり」を確認します。
画像

<解説>
■「建て主の立場」
建築会社=施工会社だと思っているが、現実には下請けの工事業者が施工している。しかし、下請け工事業者を教えてもらえないし、工事実行価格(家の本当の価格)について不透明。
契約後、流れ作業的で営業→設計→監督→アフターまでに担当者が変わるため、契約内容の引継ぎミスによるトラブルが多い。契約後、過払い状態になると、建築会社より建て主の立場が低くなりがち。
日本では一括発注が多く、わかりやすいと思われている。

■「建設会社(営業)の立場」
受注を取るために設計料金はサービスすることもある。施主と営業だけで間取り計画をすることもあり、その場合は「代願」で、下請け建築士に代理人を依頼する。

■「建築会社(現場監督)の立場」(現場管理:たけかん)
一括発注では「現場監督」が工事をまとめ、品質を管理する上で重要な立場にいるが、直接設計に関わっていなかったり、現場監督が建築士でない場合もある。別の人がした設計の現場管理であり、数件かけもっている。
現場管理の実際は・・・意外と品質管理の優先順位が低く、自社検査なので甘くなりがち。
参考:住まいの水先案内人ブログ「現場監督の仕事」

■「建設会社員や下請けの建築士の立場」(工事監理:さらかん)
建築士法で定められているにも関わらず、一括発注形式での「工事監理」は有名無実化している・・・
これはなぜか?
建設会社員や下請けとして監理者(建築士)の立場は弱く、間違いに気が付いても注意できない。ほとんどの住宅で工事監理は、実態がなく、形式的なもので、監理報告書は、わずか数枚にとどまる。多くの会社で設計はサービスで格安にて提供しているため、設計料金を取って仕事がしにくい。きちんと設計や監理料金をもらえれば、十分な仕事ができるのに・・・。

■「下請け専門工事業者の立場」
縦割り式組織において末端の下請け工事業者は、建築会社から仕事をもらう立場。次の仕事をもらうために、建築会社を優先し、言われた通りに行動。建て主に提案することは、ほとんどない。現場で頑張っても、自社名が出せず仕事を認められにくいのでモチベーションが下がりやすい。
参照:「現場悲哀News」



次に、「オープンシステム分離発注方式」での
「工事かんり」について、見ていきましょう。

画像

<解説>
■「建て主の立場」
「建て主」から見ると、工事業者と直接契約のため価格の透明性が確保。出来高払いになるため、仕事をしてもらうのが先でお金は後、建て主の主張が通りやすい。
→顔と価格が見える。
建築士から報告を受け、設計と施工の品質情報を建て主が持つ。
→品質が見える。
建築士と契約後、設計企画から工事監理・アフター、最初から最後まで、同じ建築士が担当する。建築士とは、企画段階から長期の付き合いになるため、信頼関係を作りやすい。海外では、分離発注方式は一般的。


■「建築士の立場」
建て主との直接契約にて、業務報酬を得るため、純粋に建て主のために仕事をする。建築士は工事の請負業務ではなく、設計・監理の業務の対価として報酬をもらう、だから建築士が努力して安くなった工事代金は、すべて建て主に還元される・・・それが本来の建築士のポジションではないだろうか。
オープンシステムでの工事監理「さらかん」は、第三者監理であり、実践的で密度が濃く、徹底している。数十項目に渡り、照合・確認を行うため、工事監理報告書は100ページを超える。
オープンシステムでは、元請け建築会社が存在しないので、管理「たけかん」のみの現場監督は存在しない。「たけかん」に含まれる段取りや工程調整は、建築士によるマネジメント業務に含まれている。そのため、建築士は、設計→工程→業者→価格→工法→アフターまで、最初から最後まで家について全ての情報を持ち、「建て主の住まい」について、トータルにデザインマネジメントを行う意匠設計ビジネスをしている。
参考:オープンシステム関連記事(CCI掲載)
CM分離発注方式の 『工事監理業務』
「監理と管理」

■「元請けとなった専門工事業者の立場」
分離発注では下請けは存在しない、みんな元請け業者として活躍できる。仕事をした分の請求ができ、翌月に建て主から支払いされるため、仕事→報酬がわかりやすく、やる気が出る。
入札やスキルなどで競い、誰にも仕事の貸し借りが無いため、建築士とも上下なく対等で良好な関係。
発注主=建て主のために働き、工事中のよりよい提案も可能。
元請け業者として責任感強く求められ、また自社業務規模拡大の野望がある。オープンシステムに参加する工事業者は、下請け意識ではなく、元請けとして自立的に仕事がしたい。だから優秀な地元大手業者が登録している。チームとなった業者同士で情報交換し、協力や提携など意欲的。
「元請けを通さずに、自分達が直接工事をしたら、安くなるのはあたりまえだ。よけいな経費を払わなくて済む。応援してやるよ。家はそれが本来のつくり方だ。昔はそうやってつくったものだ」


・・・

オープンシステムの設計事務所で
我が家を設計監理したアトリエジニアスさんでは、
設計図書は合計40枚を超えます。(我が家は47枚)
そして、工事報告だけで、こんなにマメでした。
・メールと電話で工事報告・連絡
Web工事日誌(70回の更新)
・工事監理報告(書類)
(工事期間中、毎月提出、以下、報告書の一部。クリックで拡大)
画像 画像 画像 画像


住宅が長期にわたり、不動産価値を保つには、
建物新築時の初期情報が重要です。

すべての住宅で「工事監理の徹底」をしている
オープンシステム建築物の品質は、
詳細な設計図書に加え
これらの監理報告書を見れば明らかではないでしょうか。

オープンシステムで建てて良かったと、満足していることは
すべての住宅で「工事監理の徹底」をしていることです。

そして私は、オープンシステムの分離発注と、
それに取り組むプロ意識の高い建築士たちの
仕事への熱意が大好きです。

建築士と工事業者の尊い労働に心を打たれて・・・
他の人が野球ファンや芸能業界ファンになるのと同じように
建築業界ファン(まにあ?)になったのです。

最近、自主的に仲間探し、オープンシステム建て主のリンク集
サークル活動を始めて
オープンシステム建て主は、ウェブ上に結構いることがわかりました。メール等で連絡を取ってみると、「家づくりは楽しかったです」「○○さん(建築士)との家づくりはすごく楽しくて、自分の誇りでした」とお返事を頂きました。

オープンシステムを実際にやってみると、
建て主と建築士と工事業者が一致団結して、
皆が、情報を共有するから、素晴らしい仕事を認め合い、
本当に楽しい家づくりになるんです。

オープンシステムは、
ハウスメーカー・建築会社による心無い批判を受けたり、
マイナーなゆえに、一般人にも、建築士にさえも!
理解されなかったりするけれど・・・

設計監理業務をきちんと行う建築士の地位向上
現場で働く専門工事業者の地位向上に役立つものです。

設計や現場に理解のある一般人が増えたら
仕事の不条理を改善できるかもしれません。
良い現場が増えれば、
良い建築物が増えると思いませんか?

私は、オープンシステム的な考え方に、
個人の能力を最大限に活かす知恵や可能性を感じました。

ぜひ体験者の声も聞いて欲しいと思います。
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建築士に学ぶ、家の品質を確保するための工事写真の取り方・テクニック
人も家も、見えにくい内面こそが大切です!! 品質を確保するのに有効な工事現場写真を撮るヒントとテクニック。 ...続きを見る
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