オープンシステムってどうなの?その8「施主支給の真実」

オープンシステムで見えた
「施主支給」のメリットとデメリットについて。

手間と材料をわけて、
施主(建て主)が材料を支給するケースを
「施主支給」と言います。

キッチンや設備の定価を見てみると
とても高いので、ビックリ・・・

少しでも安くしたいと思い、
最初、私は
「施主支給したいなぁ・・・」
・・・と思っていました。

施主支給=安い!お得!
というイメージ
だったのです。

ネットのアウトレットショップで 
モデルルーム展示品のキッチンを見つけました。

憧れのブランド、新古品で状態も良さそうです。
定価の半額程度で買えるようです。

さて、図面と比較してみると、
シンクが左側で、ちょうど自邸にも入る寸法です。
色も好みで、希望のビルトイン食器洗い機もついています。

「セール中!限定60%OFF!」


定価の40%なら安いでしょ!
うーん・・・買いたい


早速、ダンナさんに、相談です。

「施主支給は大変だよ・・・
送料や保管とか、保証の問題があるだろ。

どーすんだよ・・・

まず、建築家さんに聞いて
ちゃんと見積りを見てから、決めようよ」


「そう言われれば、そうだね・・・
せっかくオープンシステムで原価がわかるのだから、

どれくらい差があるのか確かめないとね。
せっかくなら新品の方がいいものね」



システムキッチンを「施主支給」にすると
高いのか安いのか・・・。

オープンシステムの「原価公開」で
はっきり見えました。

結論を先に申し上げると、アウトレットで
定価の40%なら、まだ「高」かったのです・・・。


メーカーの割引率にもよりますが
最新モデルの新品が50%~40%くらいで
施工も保証もついてくることが、わかりました。
アウトレットや施主支給業者と同じ価格か
それ以下で調達できるのです。



「これは経済学でいう「情報の非対称性」だな」


「・・・非対称性?」


「キッチンは 滅多に買うものじゃないからね・・・

買い手は 商品の価格と品質に関する情報が少ない。

売り手の情報や説明に依存するしかないんだ」



「ふーん。
あなたこういうの説明するのが 仕事だもんね・・・」



情報優位者の売り手にとって有利なんだよ」

システムキッチンの定価は、
現実の価格とかけ離れていています。
定価はかなり高額に設定されています。

私達が体験したオープンシステムの分離発注では
定価の40%くらいでは、
施主支給するメリットがなかった
のです。

「一括発注の場合も、
送料や保管場所、手間が別にかかるデメリットを考えると
アウトレットで半額程度であれば、
「施主支給」するメリットが出ないかもしれないね」


「「施主支給」で施主にメリットがでてしまうような
施工会社は 選択肢が少ないとか、
割引率がとても低い、つまり値段が高いってこと?」


「施主支給」というのは、
価格と種類でメリットがあると言われますが、

手間が増え、送料も個別にかかり、
保管場所も考え、施工日も考慮し・・・
保証制度が整っていなかったり・・・

様々に調整が必要で、
非効率でデメリットも多い方法です。

「「施主支給」する前に、
きちんと相談してよかっただろ?」


「うん。ありがとう・・・

もし、売り手からの価格情報「定価を基準」に考えていたら
定価の40%は安く感じる・・・けど
その価格で、施主支給していたら、損していたものね」


「お買い得・安い印象とか、
イメージって
情報優位の売り手につくられたものだったのね。

ちゃんと情報を持っている建築家を
味方につけたというのは、
なんて心強いんだろうね」


「そうだな~、ノンは結構だまされやすいからな」


「なんだって?

自分が選んだ、施工会社に入ってくる本当の価格
この本当の価格と比較しなければ、
「施主支給」に、どのくらいのメリットがあるか
計算できません。


とにかく「原価公開」されていることが
「施主支給」成功の必須条件
だと思いました。


価格がオープンであれば、

「価格ドットコム」のように
買い手主導で比較ができるので、

品質と価格と保証内容を
十分に見極めることができます。



冷静に検討し、納得して選んだ結果は
長期の満足度に繋がっていきます。

(長く使う 住宅設備を
衝動買いして 後悔したらセツナイ・・・


オープンシステムの価格は、入札形式なので、
建築家さんが全て価格交渉してくれます。
価格と品質を十分に検討し、納得して選んだ設備。
キッチンにおいては
「施主支給」するより、安い39%で手に入りました。

「施主支給」の余地なしです・・・

「む・む・む・・・

建築家 プロの交渉術、おそるべし!!


・・・と感じた私は
タオルバーなどの小物類も、
建築中に、「見積りの追加」をお願いして
結果 ネットで買うより 安く手に入りました。

建築家さんの仕事増やして、
迷惑かけて、すまなかったです。。。
でも頼んで良かったです。。。


「建築家さんが上手に価格交渉できるのは、
彼らに多くの経験があって、
真実の価格を多く知っているからなんだろうね。」


「多くの情報を持っているということが、
いかに優位なのか、実感したな」



そんなわけで、
最初、アウトレットで買おうと思っていたキッチンは買わず。

定価が高いから無理かも・・・

と思っていたキッチンの
最新モデルを好きなように組み合わせて、
満足度UPです

結局、家で「施主支給」したのは、
「欄間」のみです。
画像

アウトレットで、2枚一組3万円でした。(こ・れ・は・激安)
今時、欄間のある家なんて珍しいですから・・・。
だいぶお安く、世の中に出回っています。
画像

20年前に作られた本格彫刻欄間は、
昼は迎賓空間を演出し、
夜は間接照明を兼ねて活躍中です

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